Interview〜マコト&ユウリ〜手づくりで、贅沢な、ふたりらしい結婚式〜

Interview with the Bride & Groom
Makoto & Yuuri



フツーじゃない、でも、とがってなくて、あたたかい
〜手づくりで、贅沢な、ふたりらしい結婚式〜


Text by Shoko Yokoyama


The Bride & Groom

ユウリさん(会社員/33歳)

マコトさん(会社員/35歳)

※年齢は挙式時


Date of the Wedding

2016年7月3日


How was the Wedding?

2016年5月に新郎の地元(松本)での和装前撮りを、7月には新婦の母校のチャペルで結婚式を行ったユウリさんとマコトさん。新婦のユウリさんいわく、「選べるものは全部選んだ」という、細部までこだわった、「手づくりで、贅沢」なウエディングです。


History to marriage

Yuuri 2014年4月、同じ会社に勤めていた彼がわたしの部署に異動してきて同じプロジェクトに関わりました。つきあうまでの流れは、気づいたら一緒にいたというか、一緒にいて楽だなと思えて。お互いの年齢もあって、おつきあいの当初から結婚は考えていました。

梅沢さん、わたしたちは「梅ちゃん」と呼んでいるんですが、梅ちゃんを知人に紹介してもらい、初めてのご相談をしたのは2015年1月ごろですね。そこからゆっくり時間をかけて、一緒に結婚式をつくりあげていきました。


How did make the wedding ?

〜どうしてウエディング・コンシェルジュに依頼をしたのですか?〜

—「籍を入れたら結婚式はするものだと思っていた」というマコトさんと、「兄弟がしなかったから、親に結婚式を見せてあげたかった」というユウリさん。どちらも「どうしてもこういう式をやりたい!」という強いコダワリはなかったよう。そんなおふたりがウエディング・コンシェルジュの梅沢由美に依頼をした訳は…?—


「いわゆる、業者のフツーの結婚式」、「流れるようなベルトコンベア挙式」はイヤだった

Yuuri わたしは、正直にいって、初めから「どうしてもココがいい!」とか、「絶対にコレをやりたい!」という希望はなかったんです。でも、年齢からいって、来てくれる友人たちも「フツーの結婚式」には飽き飽きしてるだろうなって思って。来てくれた人に楽しんでもらえる式がしたかったんです。

最初はハワイでの海外挙式を考えていて、梅ちゃんに式場やスタッフについて調べていただいたんですが、参列してくれる親族にとって体力的に負担が大きいかなという話になって。そういった家族や周囲の事情も含めてゆっくり話を聞いていただきながら、しっくりくるところを一緒に見つめていったという感じです。



記念撮影は2か所で。それぞれの「ホーム」にて、「手づくりで、贅沢」な結婚式

Yuuri 最終的に、彼の地元での和装前撮りと、わたしの母校の立教大学のチャペルでのキリスト教式に落ち着きました。あれこれ検討したんですけど、場所さえ決まればあとはトントンといった感じです。「彼の地元の名所」と「わたしの母校のチャペル」という、ふたりにとってゆかりのある場所をまっすぐに選べたのも、梅ちゃんが特定の会場にとらわれることなく活動しているフリープランナーさんだというのも大きかったのかなって。

彼の仕事の忙しい時期が重なったり、離れた場所で前撮りも行ったりで、それなりには大変だったのですが、梅ちゃんにお願いしていなかったらもっと大変だっただろうなと思います。


〜チャペルでのお式当日はどんな感じだったんですか?〜

Yuuri わたしは自宅で、出席する自分の家族と一緒に支度したんです! 当日の朝、自宅にヘアメイクさんと梅ちゃんが来てくれて、リラックスした空気の中で着替えたり、メイクやヘアセットしてもらったり。母と義妹もヘアセットをしてもらって、自分たちだけでなく、家族のケアも十二分にしてもらえたのが安心でした。お支度を整えた後、正装した家族みんなで自宅から車で式場に向かったんです。


〜自宅から正装して出発って、「お嫁入り」って感じがしてすごく素敵ですね! マコトさんとのご対面は?〜

Yuuri 彼や彼のご家族はホテルの美容室を使ってもらうように手配していただいていたので、ウエディングドレスを着ての彼とのファーストミートは、結婚式を行う母校のお庭でした。芝生の上で後ろ向きに立って待っている彼の肩を「トントン」ってしました。


〜控室でなんとなくご対面、みたいな流れよりも、一生の思い出になりそうなシーンですね! マコトさんは振り返ってみてどうでした?〜

Makoto ぼくは直前まで仕事で忙しかったのと、式の最後の挨拶のことでわりと頭がいっぱいで…(笑)。ドレスを着た彼女の姿を見て、とてもきれいだなと思いました。


〜ご挨拶も一生に一回の瞬間ですもんね〜

Yuuri わたしも、支度をしていたときからお腹が痛くなっちゃうくらい、すごく緊張していたんですけど、チャペルに入った瞬間、参列してくれたゲストのひとたちの笑顔を見たら、全部ふっとんで、一気に楽しくなっちゃって! そこからはもう、メイクさんのお化粧直しが追いつかないくらい自由に動いて、存分に楽しみました。「日本一落ち着きのない花嫁」だったかも(笑)。

ファーストミートのような特別な瞬間と、お支度のような舞台裏の場面と、どちらともがすごく思い出深い時間になったのも、梅ちゃんをはじめとした、一緒に関わってくれたスタッフさんたちのおかげだと思っています。


—おふたりの話からもわかるとおり、【Just Marrird!】がプロデュースする結婚式は、ウエディングコンシェルジュの梅沢由美だけでなく、メイク、カメラマン、司会、音響、フローリストなどさまざまなプロフェッショナルとチームを組み一丸となって、おふたりを主役に、おふたりの大切な人達にとっても幸せなお式をつくり上げていくのがその特徴のひとつ。おふたりのご希望に対し、濃やかにお応えできるのが強みです。さて、主役のおふたりはどんな希望を出されたのでしょうか?—

「スタッフは、梅ちゃんの飲み友だちで固めてください」(マコト) 笑


〜チーム編成について、変わったリクエストを出されたそうですね?〜

Makoto リクエストというほど大げさな話ではないですけど、「梅ちゃんの飲み友達で固めてください」ってお願いしました。

どうしてかというと、梅ちゃんにプロデュースをお願いするのって、「梅ちゃんだからこそ」というか、その人柄にお願いするってことだと思っていて。その人が信頼していて、一緒に仕事するのが楽しい人とチームを組んでもらった方が、その人らしさが出るし、そういう人たちの「人柄」を信じてお任せして、力を発揮してもらった方が、自分たちにとってもいちばん楽しい、居心地いい結果になると思ったんです。


〜すごい理由ですね! 確かに、パッケージじゃない、手づくりの結婚式にはかかわる人たちの人柄が出る気がします。でも「ふたりが主役」の結婚式について、「コンシェルジュとスタッフの人柄にお任せ」というスタイルで進めるのってちょっと勇気がいりそうですが、式の満足度はいかがでした?〜

Yuuri 主役感、ものすごくありましたよ! 梅ちゃんにたくさんご相談に乗っていただいて、関わってくれたスタッフの方たちとの信頼関係があったというのがもちろん大きいですが、満足度もすごく高くて、「好きなものにはとにかくこだわって、選べるものは全部自分で選んだ、楽しんだ!」という自負があります。

おかげさまで、細部までこだわった映像をつくってくれたり、わたしたちを祝うため、わたしたちには内緒でゲストに鈴のついたフラッグを配ってくれたり、チャペルを模したケーキを準備してくれたり、めずらしい白いアジサイのブーケを作ってくれたり…。

彼もわたしも仕事をしているので、自分たちだけではこんなに多岐にわたってつくりこまれた式はとてもできなかったと思います。でも、無駄なものはなにもなかった、ってことも断言できます。

映像ひとつとっても、アンパンマンが出てくるすごくユニークなもので、まわりの友だちからは「式のときの映像ってそのときだけで後から見返さないよー」と聞くんですが、わたしはもう何回も見返しているし、甥っ子もかぶりつきで楽しんでくれましたね(笑)。

残念なことをひとつあげるとしたら、あの結婚式は一回しかできないってこと。あのチーム、あの内容では一期一会で、二度はできないプロジェクトなんですよね。大好きな人たちばかりでつくり上げた大切な時間だったから、終わってしまうのが本当にさみしくて、切なかったです。


〜大好きなひとたちみんなでやり遂げた、一回限りの特別なプロジェクトだったんですね。月並みな言い方ですが、本当に素敵です〜

Yuuri さみしいですけど、将来子どもができたら、今回撮ってくれたカメラマンさんのところで家族写真とってもらおうかなって思っています。一期一会ですけど、そういう未来につながるご縁ができたっていう意味でも、梅ちゃんやスタッフの方々にお願いして本当によかったと思っています。


〜ご希望の通り、「フツーじゃない、でも、とがっていなくてあたたかい」「手づくりで、贅沢な、ふたりらしい結婚式」で結婚生活をスタートしたマコトさんとユウリさん。どうぞいつまでもお幸せに!〜


Message from Wedding concierge

ユウリさんと初めてお会いしたのは挙式の1年半ほど前。マコトさんにプロポーズされて、入籍を控えたユウリさんのお顔はとっても幸せそうでしたが、一方で、結婚式やご家族のことでちょっとしたお悩みも抱えているようにお見受けしました。

どんな方に対しても同じなのですが、わたくしが結婚式をプロデュースする上で大切にしていること、いちばん最初におうかがいする質問が「どうして結婚式を挙げるのですか?」。皆さんに結婚式を挙げる理由や目的をしっかり持っていただくようにしています。それに対してユウリさんは「準備をしていく過程で改めて彼を “知りたい“ 。そして、お互いの価値観を “共有” したい」。そう、はっきりお話されたのです。

ご夫婦になるおふたりであっても、もちろん別々の人間。考え方や物事に対する価値観はさまざまです。ユウリさんはお互いが「違う」からこそ、「理解し合いたい」。結婚式やその準備を通じて、お互いを「認め合いたい」とのこと。そのお考えに深く感銘を受け、しっかりとそのサポートをしていこう!と心に誓いました。

おふたりだけでなく、ご両家のお気持ちや考え方も加味しながら、ゆっくりと準備を重ねた1年半。最終的にボツになった(笑)海外ウエディングのご提案からはじまり、さまざまなアイディアとともに、たくさんの価値観がマコトさん、ユウリさんの中を駈けめぐったことでしょう。ご家族や友人など多くの皆さんに支えられながら、かけがえのないパートナーとして信頼を深め、お互いを理解し合っていくようすを近くで感じることができて、わたくし自身がとても幸せな時間でした。

家族としての道のりはこれからです。マコトさん、ユウリさん、楽しんでくださいね!

そして、また飲みに行きましょう♪

ウエディングコンシェルジュ 梅沢由美


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